こんにちは!
最近はコロナ関連のニュースばっかりで辟易としていますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
私は現在インドネシアで生活しておりますが、こちらも同様で連日感染者が増加しているのが現状です。
そんな中で遂に私もPCR検査を受けてくるように会社に命じられました。
実際にインドネシアでPCR検査を受けてみてどうだったかを今日はお伝えします。
インドネシアにおけるコロナの状況
まずはインドネシアにおけるコロナの現状ですが、連日過去最多の感染者を更新し続けており、第2波、第3波、どころかいまだに第1波のピークすら迎えていません。
ただし、この感染者数は大してあてになる数値ではないと思っています。
いくらアジア人がコロナに強いとはいえ、法律で規制している欧米諸国と比べて、インドネシアの感染者が7~8000人程度とは思えません。
街を見渡せばマスクをしていない人はいっぱいいるし、マスクをしていたとしても、鼻を出している人、アゴにかけている人が大半です。
当然スラム街では狭いスペースに数十人が一緒に暮らしているような国です。
検査数が圧倒的に足りていない、また政府による隠ぺいも多いと思われます。
インドネシア人のコロナに対する意識
ではこういった中で、インドネシア人のコロナに対する意識はどうでしょうか?
・政府の意識
政府の意識は高いです。
日本と違って、インドネシア政府は法的拘束力を持ったコロナ対策を行っています。
夜の街に対する営業停止命令、商業施設に対する短縮営業、勤務人数の50%制限、マスクを着けていないと罰金、車の乗車率半分以下、等、一般的なコロナ対策は行われています。すべて守っていないと罰金です。
・市長、役人の意識
市長の意識は見かけ上、高いです。
おそらく政府から日々様々な要求があるのでしょう。
しかし、全然機能していませんし、実際言うだけ言って自分たちも守れていません。
以前、私の会社で感染者が一人出た時に、役所に呼び出されたのですが、「なんでお前の会社では感染者が出たんだ!!」と言いながらマスクはしていませんでした。
・警察の意識
こちらは全く意識が低いです。
コロナ禍になってから町で監視しているように見えますが、マスクをしていない人を見かけても素通りです。
以前ジャカルタであるニュースが話題になりました。
見せしめのためにマスクを着けていなかった若者を捕まえたのですが、罰金を支払わせるかと思ったら、腕立て伏せをしたら許してやる、というものでした。
インドネシアの警察は中学生のような発想です。
・国民の意識
マスクをつけない人が多いので当然意識は低いです。
トイレに行って手を洗う人を見かけたことは、ほとんどないです。
コロナ関連のニュース
・インドネシア人はコロナにかからない
コロナが出た当初は、「インドネシア人はイスラムの神にお祈りしているから感染者が出ない!」や「普段から衛生環境の悪い環境にいるからコロナ程度のウイルスには感染しない!」政府の偉い人が普通に言っていました。
・日本人が悪者に
真偽のほどは定かではないですが、インドネシアでの初めての感染者が日本人が原因だったと大統領が宣言したことで、一気に日本人の立場が悪くなりました。ジャカルタでは日本人が襲撃される事件も起こっています。
・警察が賄賂を受け取るのはインドネシアの文化
コロナ関連の配給事業で業者から警察が賄賂を受け取っていました。
インドネシアでは悪いことをして警察に見つかってもチップを払えば見逃してくれます。
・イスラム教の弊害
最近ようやくワクチン接種が始まるとニュースで取り上げられていますが、それと同時に始まったのがワクチンはハラル認証を受けているのか問題です。ハラル認証とはイスラムの教えにのっとった製造方法で作られているのか、つまり、豚やアルコールなどイスラム教が禁じているものを使っていないかといった審査を通っているのかということです。仕方のないことですが、ややこしい国です。
私の会社での対応
インドネシア人はこのような感じですが、私の会社は日系企業なので、一応ちゃんとしています。
マスクをつける、消毒液を定期的につけるなどはもちろん、社員は50%は在宅勤務をしており、さらに政府には制限されていない以下のことまで制限されています。
・外食禁止
・旅行禁止
・ジャカルタへの移動禁止
など、基本的には全ての自由を奪われる形で制約が課されています。
ただでさえインドネシアでの生活は大変なのに、楽しみも何もなくなったといった感じです。
インドネシア人の従業員もおそらく皆守っていると思います。
PCR検査を受けることになった経緯
さて、前置きが長くなりましたが、私がPCR検査を受けることになった経緯を説明します。
先ほども言った通り、私の会社の従業員は、インドネシア人も含めてしっかりとコロナ対策への対応を行っています。
しかし、出入りする業者、及び社員の家族がみんな守れているかというとそうではありません。
そんな訳で私の隣の席のインドネシア人が感染してしまいました。
濃厚接触者となってしまい、私含め、同じ部屋にいた人は全員PCR検査を受けることになりました。
後で聞いた話ですが、その感染者の家族と連絡を取った人から聞いた話では、意識朦朧状態に陥って緊急入院だったそうです。
インドネシア人は風邪を引いても亡くなると言われているように、普段の栄養が全然足りていなく、免疫が弱いです。私のお付きの運転手は私が日本に帰っている間に、原因不明の病気で亡くなってしまいました。結構仲良くなっていただけに本当に残念でした。
というわけで同僚も本当に心配でしたが、なんとか一命はとりとめてホッとしています。
PCR検査当日
ジャカルタではなく地方の大病院でPCR検査を受けることになりました。
朝の8:00から検査可能と聞いていたので7:45くらいに病院につきました。
案内に従って車で進んでいきます。
どう見ても7:00~となっていますが、細かいことは気にしません。
そこまで人が並んでいるわけではなさそうです。ちなみに私はドライブスルーのPCR検査を予約していたので、こちらではありません。
さらに進んでいくとドライブスルーの案内が。
車が先に10台ほど並んでいます。そこまで待たなくても良さそうなのでホッとしました。6:30に家を出て現時点で8:00。これならトイレも我慢できそうです。
…と思ったのが間違いでした。
10台しか並んでないのに終わったのは11:00。That's Indonesia. とはこのことです。
膀胱破裂寸前でなんとか耐えしのぎました。
まずは軽装のお姉さんに予約確認書を渡して、
少しちゃんと装備したお兄さんにパスポートを渡し、
最後は宇宙服を着た人にPCR検査をされました。
いわゆるSwab testという鼻から採取する形式の検査です。
PCR検査を受けた感想
感想といいつつ、実は私はPCR検査は日本で2回受けたことがありますので、これで3回目です。
鼻の奥(喉の近くまで)綿棒を突っ込まれて粘膜からウイルスを採取する方法ですが、周りから見た感じでは怖いですが、私の感想としては特に痛くもないし、ちょっとムズムズするなといった程度です。
日本で受けた感じと、インドネシアで受けた感じで特に変わったことはなく、安心して受けることができました。
ドライブスルー方式というのは、可能な限り接触者が少なくなるため、非常にいい検査方法だと思います。
日本もしているのでしょうか?
検査結果
晴れて陰性でした。同じ部屋の人全員陰性です。
やはりマスク着用の効果はそれなりにあるようで、しっかりと対策していれば感染力はかなり軽減できるようです。
最後に
初めてのインドネシアでのPCR検査でしたが、特に困ることなく受診できました。
聞かれたことは名前と、予約表・パスポート渡せってことと、誕生日くらい。(英語で)
もしインドネシアで陽性になってしまうと、英語も話せるか分からない医者の元へ連れていかれ、衛生環境がとても良いとは言えない病院に隔離されることとなり不安でしたが、陰性と分かり一安心です。
みなさんも体調管理、コロナ対策には十分気を付けてお過ごしください。
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